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変形性膝関節症の治療|物理療法

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痛みWP-17運動以外の物理的手段を用いて運動機能の活性化をはかる理学療法の総称です。

 

温熱、寒冷、電気、光線などの刺激を関節に与え、痛みを和らげたり、血流をよくし、関節の動きを改善させる目的で行われます。
さらに、心理的なリラクゼーション効果を期待します。


 

物理療法は変形性膝関節症でも中期くらいまでの症状の治療法として用いられます。

 

   中期:次のような症状がみられる場合は不向きといえます。

    ・ひざの痛みが強くて、階段の上り下りが困難な状態
    ・完全に膝を曲げられない、正座ができない状態
    ・膝に水がたまるようになった状態

 

 

[温熱療法]~患部を温めることで血行を良くして痛みをやわらげたり関節や筋肉の硬さをほぐします。

 

一般的に変形性膝関節症のような慢性の疾患の場合は、患部を温める温熱療法が行われます。

 

慢性の痛みを抑え、曲げ伸ばしの訓練(可動域訓練)のときには、温める方が良いことが多いからです。

 

しかし、急性期や炎症が強くて腫れて熱をもつような場合は、冷却して炎症を抑えると楽になります。

[寒冷療法]

 

家庭で行える温熱療法には、お風呂に入って患部を温める温浴やホットパックを使って温める方法があります。

 

 

[電気刺激療法]~膝周囲の筋肉に電気を流すことで、筋肉収縮による血行改善で痛みを和らげます。
低周波、干渉波、経皮的末梢神経刺激(TENS)などがあります。

 

※経皮的末梢神経刺激(TENS):痛みの局所、周辺などに表面電極を置き、低周波を通電する電気療法の一種

 

 

[光線療法]~痛みの部位にレーザーや遠赤外線を照射して痛みを鎮めます。

即効性に乏しいが,有効性が高くしかも安全性も高い治療法であり一層の普及が望まれる治療法である。(→レーザーの原理と疼痛治療への応用

 

一般的に物理療法での治療は週2回程度の通院で、1ヶ月ぐらい継続します。
治療の時間は、だいたい(治療用の装置や種類によって少々違いますが)10分ぐらいです。

1ヶ月ぐらいかけて、改善の傾向が見られれば、そのまま物理療法を継続します。

効果がなければ、物理療法は中断し、外科的な治療法などへ移行することになります。

 

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ひざの痛み 変形性膝関節症

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